「α-リポ酸」肌に塗る!
先日からの連載
化粧品「レチノール」
外用薬「トレチノイン」に続いて、
本日は「α-リポ酸」について書きます。これも外用薬。
結論から申し上げると、
◾️α-リポ酸は、抗酸化力が非常に強い。
◾️シワ、シミ(日光性色素斑や肝斑)、たるみのケアに、1日2回、8週間以上継続外用することをおすすめしています
◾️ちなみにわたくしは
・「α-リポ酸」外用薬を、デコルテやお尻に塗っています。
・「レチノール」化粧品を、鼠径部や膝に塗っています。
・「トレチノイン」外用薬は、私はカサカサしていまうので、塗ってません😄 でも「トレイノチン」の効き目が好きな方の気持ちはわかります。
「α-リポ酸」のお写真。お天気もよかったので、アオハルの窓際で撮影。
左が注射用、右が外用。
バックは、輝く✨六ヒルタワー
アオハルは六本木ヒルズのけやき坂にありま〜す。
さて本題
「α-リポ酸」は、別名「チオクト酸」と呼ばれる物質。
体の中で効率的にエネルギーを産生するための、重要な成分なの。
牛・豚の内臓やほうれん草、ブロッコリー、トマトなどの野菜にも含まれています。しかし、食事から摂れる量は、ごく少量。
また人間の体内でも作られてはいますが、その量もまた、とてもわずかですので、「ビタミン様物質」として扱われています。
「α-リポ酸」は、最近はサプリメントや化粧品として身近なものになってきました。
わたくしたち医療の現場では、以前から医薬品(写真左の注射剤)として、点滴薬や内服薬として「激しい肉体疲労時」等に使われてきた薬です。
当アオハルクリニックでは、外用薬 (上の写真の右の丸い子)もお取り扱いしております。
α-リポ酸は、抗酸化力が非常に強く
外用で、抗炎症作用、色素排出作用、コラーゲン・ヒアルロン酸産生増強作用が期待されます。
特に当院のα-リポ酸製剤は、ナノカプセル化された外用薬なので、市販のα-リポ酸化粧品より皮膚によく浸透し、効果も得やすいのが特徴です。
冒頭に書いた通り、
シワ、シミ(日光性色素斑や肝斑)、たるみのケアとして、1日2回、8週間以上継続外用することをおすすめしています
同じ外用薬の「トレチノイン」と比べてどっちがいいの?ということになりますと、
「α-リポ酸」の方が、効果は緩やかです。
トレチノインの副反応のような赤みや皮むけはほとんどありません。
妊婦さんにもお使いいただけます。
ご自身の目的や生活スタイルなど、診察室でよく伺いながら、
「レチノール」←これは化粧品
「トレチノイン」←強力な外用薬
「α-リポ酸」←マイルドな外用薬
使いわけてまいりましょう。
https://aohalclinic.jp/sejutsu/plasma