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第118回日本皮膚科学会総会

第118回 日本皮膚科学会

年に一度の「総会」!

今年は @名古屋国際会議場

もちろん、参加してまいりました!

日本中の皮膚科医が集まる、一大イベントですよ。

参加者数は、6,000人とも8,000人とも、、、

会議室もホールも、大変な熱気でした。

 

とにかく、最新の情報満載の講座がすごくたくさん開かれるの。

自分なりのテーマを決めて参加しないと、わけがわかんなくなりますよ。

 

わたくしの今年のテーマは

「色素異常症」

「食物アレルギー」

これらを集中聴講しました。

 

医学はマジで日進月歩。

昨日の常識は今日は間違い!ってことも、十分ありうる。

 

だから「自分にはもう、学ぶことはない」なんて傲慢になるヒマはないの。

新しい知見を、謙虚にがっちり!勉強してきました!!

 

そんな中

興味を惹かれたのは、

「医療におけるAI開発」のお話。

AMED日本医療研究開発機構さんの協賛講座

 

AI技術、いよいよ生活に浸透しつつありますよね。

たとえば、わたくしの身近なAIは、海外出張の友「ポケトーク」😉

 

医療分野でも、AIは絶賛進出してきてます。

 

AI開発の第一段階は、なんといっても大量のデータ収集。

ところが、、、医療データの場合、超・機微な個人情報ですから、

収集の手続きに膨大なお金と労力がかかっているんですね。

 

例えば、「1万人分の顔のシミ」データベースになる写真を集めるためには、1万人分の紙の承諾書が必要。

 

膨大なデータから診断AIを作ったとしても、承諾書がなかったらお蔵入りになっちゃう。

 

病院の電子カルテは、将来の医療の発展のためにはデータの宝庫だけど、だからって自由に使えないの。

 

 

さらには… 医療データって聞くと「疾患のデータ」って思いますよね? でも、AIが疾患を「異常」と判断するためには、まずAIに「正常」とはどういうことか、を教えないといけない。

この「正常データ」が意外と盲点。だって、「正常」、というか疾患にかかっていない方は、病院にいらっしゃらないですから、病院で「正常」データが集められるわけがない。

 

 

次に待っているのが、データ整理の際のアノテーション(ラベリング)の苦労。貴重なデータを活かすための大切な作業ですね。

 

AI開発は、一般に流布したイメージと異なり、じつに地道なご苦労の連続なんですね。

 

ちなみに、消化管内視鏡検査ではAI開発がすごく進んでいます。

皮膚科領域でも「薬疹」や「皮膚腫瘍」などの診断に役立つAIの開発をがんばってるんですって。

 

 

医療のあり方も、どんどん変わっていくのでしょうね。医療データが、外国からサイバーアタックされると、日本人の遺伝子情報が盗まれて、、、なーんてサスペンス小説みたいなの読んだこともあるけど。

 

変わるね、今から。

 

さてさて

学会に全力で参加しますと、知識のBig Waveに飲まれて🏄‍♀️、興奮しちゃう。

幻の「スフォルツァ騎馬像」(ダ ヴィンチ策)を復元したお馬さん。

実に8.3メートル

1989年、バブルの真っ只中、東海銀行さんがご寄贈。

東海銀行さんって、、、いまの三菱UFJさんの一部ね

夜ごはんは、「The 女医会」🍶😅

 

@よし川 覚王

Tさま、ご紹介ありがとうございました🙏みんな、大・大満足でした〜!

名古屋メシも頂いたよ!

「ひつまぶし」は、、、東京の鰻重より、鰻の量がお上品、、、😭 😝

「味噌煮込みうどん」は!クセになる😋

@澤千 @山本屋

さてさて

知識もブラッシュアップできたし、元気もいただいた。

アオハルクリニックの診療を、さらにレベルアップ&スケールアップさせていきますよ〜✊🏻

https://aohalclinic.jp/must-read