PRP育毛注射
高濃度血小板血漿を頭皮に注射する治療
〈更新日:2020.11.14〉
※この治療は自費診療です。
PRPとはplatelet-rich plasma(多血小板血漿)の略称です。
男性型脱毛、女性型脱毛に対して、頭皮にPRPを注射する治療です。
PRP育毛注射は、自己血液中から遠心分離して得られた高濃度血小板血漿を頭皮に注射する治療です。
副作用が少なく繰り返し行うことができる安全性の高い再生医療です。
当院は「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に則った第三種再生医療等提供医療機関として認可されております。
血小板は、数多くの生理活性物質を貯蔵、産生しており、活性化するとそれらを細胞外へ放出します。当院では、注入後に血小板が最大限に活性化するよう、血漿検体採取の過程で厳格な調整を行っております。
血小板には、さまざまな成長因子が含まれており、血小板の活性化でそれらの成長因子が細胞外に放出され、協調作用して組織を再生していきます。
■ PDGF(血小板由来増殖因子) 細胞増殖、血管の新生・修復、コラーゲン産生 ■ TGF-β(トランスフォーミング増殖因子-β) 上皮細胞・血管内皮細胞の増殖・新生、創傷治癒を促進 ■ VEGF(血管内皮増殖因子) 血管内皮細胞の増殖・新生 ■ EGF(上皮増殖因子) 上皮細胞の成長促進、血管新生、創傷治癒を促進 |
これらの因子が協調して働くため、PRPを皮膚や頭皮に注射すると、シワ、たるみ、くすみ、薄毛の治療が可能になります。
PRPは、身体の傷んだ部分、不足した部分に作用し正常化するという特性から、多彩な症状の改善効果が期待できます。
そのため美容医療だけではなく、整形外科、皮膚科、耳鼻科、泌尿器科などでも応用が試みられています。
PRP育毛注射は、失われた毛包を再生させるものではなく、残っている毛包を活性化する治療です。
治療の流れ
- 診察(問診、頭皮の視診、マイクロスコープやカメラによる撮影)
- 採血検査(貧血や感染症、自己免疫性疾患などの検査 ※別途費用がかかります)
- 一週間後再診
- 診察と検査結果のご説明
- 治療が可能な方は採血(20ccほど)し、院内でPRPを調整します。
- 同時に頭皮に麻酔クリーム塗布(30分)します。
- 頭皮に調整したPRPを注射します。
こんな方におすすめ
- 男性型脱毛でお悩の方
- 女性型脱毛でお悩みの方
治療についての留意点
1 施術時間 | 60分 |
2 回数の目安 | 3か月前後の間隔で1~5回ほど行います。 |
3 治療前後の注意点 | ・治療当日は整髪料をつけないでください。 ・治療の前後1週間はパーマやカラーリングなど刺激になることはお控えください。 |
4 治療に伴うリスク | 【副作用について】 ・塗る麻酔薬に対するアレルギー ・注射中の痛みや注射ポイントの内出血 ・治療当日や数日後に、軽度の鈍痛や発赤、腫れが生じることがあります。 ・自分の血液を使用するためアレルギーは起こらないと考えられていますが、注射後に赤みや腫れが数日間続くことがあります。 (PRP調整時に抗凝固剤であるACD液を添加します) ・毛根が消失している方には効果が期待できません。 ・効果には個人差があり、効果が出づらい方もいらっしゃいます。 |
5 治療を受けられない方 | ・過度の貧血 ・妊娠中 ・自己免疫性疾患 ・悪性腫瘍 ・感染症、ウィルス性疾患の方 ・出血傾向のある方 ・クエン酸ナトリウム水和物にアレルギーのある方等 ※既往症のある方や病気の治療中の方は、必ずお申し出ください。 |
治療価格
PRP育毛注射※麻酔代¥2,200(税込)は含まれません。 ※広範囲の施術をご希望の方は2kitとなります。 ※必要に応じて血液検査¥14,850(税込)が必要となります。 |
1kit | ¥165,000 | |
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2kit | ¥275,000 |