ワキ汗

Feature多汗症治療 (ワキ汗など)の特徴

多汗症治療 (ワキ汗など)

多汗症(ワキ汗)の治療でボトックスを脇に注射するイメージ

ボトックスをワキに直接注射することによって、汗の量を抑えることができます。

汗を抑えることで、ニオイの軽減も期待できます。
副作用やダウンタイムがほとんどない治療です。


お悩みと治療の詳細
【汗を分泌する汗器官】
汗を分泌するエクリン汗器官は、ほぼ全身に分布していますが、なかでも手のひら、足の裏、ワキの下(腋窩)にとくに密集しています。


【発汗の要因】

発汗は、大きな3つの要因で起きます。

・温熱刺激・・・暑いときや激しい運動をしたとき
・情動的刺激・・ストレスや緊張を感じたとき
・味覚刺激・・・辛いものを食べたとき


【ワキ汗のお悩み】

ワキ汗は、とくに温熱刺激や情動的刺激で大量に分泌されます。

そのため、

□ 暑い時季は、ワキの下がいつも濡れていて不快に感じる
□ 会議などで緊張する場面が多く、年中ワキ汗が気になる
□ 衣類に汗ジミができて他人の視線が気になる
□ 汗のニオイが心配
□ 毎日何度も制汗剤を塗らなくてはならない

などといったお悩みを抱えている方も多くいらっしゃいます。
当院では、このような皆さまにワキのボトックス注射治療をご案内しております。
(手のひらの多汗についてもご相談ください)


【ボトックスの作用メカニズム】
ボトックスは、表情ジワを緩和させることでなじみ深いと思います。
これは末梢の神経と表情を作る筋肉の接合部の神経終末内で、アセチルコリンという伝達物質の放出を抑制するからです。
その結果、神経筋伝達を阻害し、筋肉がリラックスするのです。
いっぽう、ボトックスは汗の分泌器官であるエクリン汗腺の働きを抑えます。
ボトックスはコリン作動性の末梢の神経と汗腺の接合部において、神経終末内でのアセチルコリン放出抑制により神経伝達を阻害し、発汗を抑制します。


【使用する製剤】

当院では、日本で唯一、厚生労働省承認を受けているアラガン・ジャパン社製のボトックスビスタ(BOTOXVISTA)を使用しております。日本人への高い効果と安全性が認められた製剤です。


【治療の流れ】

① 診察・カウンセリング
② 治療同意書
③ 両ワキに塗る麻酔をしっかり塗布し、ベッドで20~30分ゆっくりお過ごしいただきます。
④ 専門医がボトックスを両ワキに注射します。細い注射針を使用し、細かくむらがないよう丁寧に注射します。10分程度で終了。
⑤ 特に薬を塗ったり、ガーゼを貼ったりすることなくご帰宅いただけます。


【治療間隔】
効果の持続は、4~9カ月です。
年に1回の治療するケース:暑い時季だけ気になる方
年に2~3回治療するケース:情動的発汗が多い方

ワキ汗の治療紹介

各治療法のページにて施術フローもご覧頂けます。