乾燥肌

Feature乾燥肌の特徴

乾燥肌とは

更新日:2020年12月7日

乾燥肌とは、肌の水分や油分が不足して潤いや柔軟性が失われている状態です。

ドライスキンとも呼ばれています。


「洗顔後や入浴後に肌がつっぱる」「肌がけば立つ」「肌が粉を吹く」「肌がひび割れる」「化粧がうまくのらない」「小じわが目立つ」「肌がざらざらする」「肌がパリパリする」「肌がごわつく」「表情を作る時に顔がこわばる」などなど肌の見た目と触った感じと、動きに違和感を覚える状態です。


肌の保湿因子


肌の保湿機能を考える場合、角層中の天然保湿因子と角質細胞間脂質、角層を覆う皮脂が重要です。

これらがバランスよく分泌、維持されて肌は健やかに保たれます。


肌の構造図(真皮と表皮、角質幹細胞、天然保湿因子の構図)


乾燥肌を招く習慣

毎日の間違った習慣で乾燥肌を招くことがあります。

洗顔時、熱いお湯や、脱脂力の強い洗浄剤の繰り返しの使用で、角質細胞間脂質や皮脂は過剰に除去され乾燥肌を招きます。
また頻繁に肌をスクラブしたり強いマッサージを行ったりしていると、摩擦という物理的刺激で角層がはぎとられ、天然保湿因子の産生不足に陥ります。

ピーリング作用のある化粧品を毎日使い続け、化学的刺激で角層が薄くなり乾燥肌になってしまっているケースもあります。

知らずに間違ったスキンケア習慣を行っていることがあります。見直しましょう。


環境の変化による乾燥

夏の強い紫外線に長時間さらされると、肌のターンオーバーが亢進し乾燥します。
また紫外線による肌細胞の障害や酸化で保湿機能がうまく働かなくなることもあります。

高温多湿の時期は、長時間の汗の付着で肌がアルカリに傾き、乾燥することもあります。
冬の低温と湿度の低下で乾燥肌を生じます。

季節に応じてスキンケア法を変えることも大事なことです。



体質による乾燥

加齢に伴い肌は乾燥します。特に女性は20代以降皮脂は徐々に減少し、閉経期にぐっと乾燥に傾きます。
変化に応じてスキンケアを変えることも必要です。

アトピー性皮膚炎の場合、角層水分量の低下に加え、バリア機能の低下も伴っており、とくに保湿スキンケアは欠かせません。

皮脂分泌の多いニキビ肌であっても、角層水分量が低下した脂性敏感肌というケースもあり肌状態を正しく認識してふさわしいスキンケアをすることが大切です。


アオハル式診察

当院では、肌診断カメラで皮脂の分泌の状態を可視化してチェックし、マイクロスコープで角層の形態的変化を確認します。


患者さまの普段使っている洗顔料、洗顔の回数、保湿剤、保湿の回数などを細かく問診し、現在の肌状態にふさわしいものなのか診断していきます。


治療

■トラネキサム酸イオン導入
乾燥から炎症に移行しているような赤くひりつく肌、くすみにお悩みの方に行います。
■コラプラス超音波導入
乾燥からくる小じわやくすみが強い方に行います。
■ビタミンB2B6Cイオン導入
乾燥で肌がけば立ち、毛穴の開きが目立っている方に行います。
■プラセンタパック
■コラーゲンパック
■注射、点滴
■水光注射

など、お肌を診断したうえで治療をご提案いたします。


スキンケア指導

治療の最後に、ナースやスタッフによる実際のスキンケアの仕方をアドバイスします。

またご要望に応じスキンケアアイテムのご紹介も行います。


乾燥肌の治療紹介

各治療法のページにて施術フローもご覧頂けます。