首のイボ、取りませんか? (矢沢裏メニュー)
首にあるぷつぷつ、見た目も手触りも気になりますよね。
スキンタグ、アクロコルドン、脂漏性角化症
などと呼ばれます。
これ、首からデコルテ、人によっては胸やお腹まであることも。
老化現象のひとつです。
インターネットで検索すると、飲み薬や塗る薬、化粧品で取れるというようなことが書いてありますが、出っ張ってしまった皮膚はそんなので元に戻りません(予防にはなるかもしれません)
逆に、それで取れるようなものであれば、取れた跡がしみになったり、危険な薬であるといえます。
治療方法は、いくつかあります。
保険診療の場合は、液体窒素による凍結療法が行われることが多いようです。(当院では扱っておりません)
液体窒素をしみこませた細い綿棒を腫瘍に押し当てて一時的に凍らせることで、かさぶたになり、自然に脱落するというもの。
1回に数個づつしかできませんし、1回で取れないこともありますので、多数ある方は通院回数が多くなってしまいます。
何より、綿棒では細かい処置は不可能ですので、周囲にまで炎症後色素沈着(一時的なシミ)が残ってしまいます
他には、炭酸ガスレーザーや電気焼却といって、焼き切ってしまうようなもの。
こちらは数や大きさによって、注射麻酔や塗る麻酔が必要になります。
一般的にはこちらが勧められることが多いのですが、熱が周囲にまで加わるので、こちらも周囲に炎症後色素沈着(一時的なシミ)が残ることがあり、以前より気になっていました。
そこで、わたくしが、おすすめするのが、 『ハサミでむしりとる方法』
根元が細く、茎のようになっているものに関しては、ハサミで処理する医師いるのですが、
根元がべたっと皮膚に張り付いているような形のものはハサミで処理するのは難しく、上記の焼き切る方法でされることが一般的です。
しかし、このような形の物でも、熟練の技(笑)を用いれば、ハサミで処理することが可能なのです
この方法でやっている医師は少なく、クリニックのスタッフにもお願いされることも多く、
跡になりにくい、炭酸ガスレーザーでやってもらった跡とは圧倒的に、傷痕の残りが少ないのです
タートルネックやスカーフで首元を隠せるこの時期に、おすすめの施術です。
料金は範囲や個数によって変わりますので、ご相談ください。
施術後は、こちらも大きさや個数によりますが、軟膏を1週間弱塗ってもらい、可能であればガーゼや絆創膏などで覆ってもらいます。(服が汚れないためにも)
施術当日は、首元が隠せるようにスカーフやストールをお持ちになるか、タートルネックやハイネックを着てくると目立ちませんよ。
赤みが数週間から数か月あることもあります。でも首は比較的早くきれいになり、数週間後にはわからなくなっていることも多いです。お腹など、場所によってはそれより長引くことがあります。
『矢沢裏メニュー』として、ご用命ください
神宮外苑いちょう祭りにて。写真と本文は一切関係ありません・・・