私の大好きな治療のひとつ、ボトックス注射。

だいぶ効果が切れてきたので、先週、自分で注射しました😏

ボトックスの面白いところは、個人の筋肉の付き方や発達の具合、どの程度しわを減らしたいか、残したいのかを、注入部位や量によって調整でき、その効果を確実に実感できるところ。（１－２週間後）

分かりやすい効果を出したい、外科医のわたくしに、ぴったり😜

自分の顔をじっくり観察しながら、注入部位と量を決めていきます。

眉間

注入前、眉間中央に縦しわはそれほど入りませんが、眉毛の外側の収縮が強く、眉毛上にしわが寄り、凸凹しています。私の場合は、しわ、というよりは、とにかく、顔に力が入ってしまい、目周りが疲れる。

注入後。眉上のしわがなくなり、つるっとしています。何より、力が入らなくなって目周りが楽🤭

寝ている間に眉間に力が入って、起床時に顔がつかれている方ってよくいますよね？オススメです❗

マニュアル的な打ち方では外側は注射しないことになっていますが、人によっては外側の筋肉の方が強く、しわが残ってしまいます。今回は外側を多く注入し、よい結果となりました🤓

また、眉尻が上がっていることにお気づきでしょうか？目を閉じる筋肉に軽く効かせることで、このようにブロウリフトの効果も出すことができるのです🤨瞼の被りが少なくなって、アイラインが引きやすくなりますよ。

額

上を見ると額の上の方に横しわが寄っていました。写真では分かりづらい、細かいしわです。

しわがなくなり、つるっとしています。

ちなみに、額の横しわが多い方は眼瞼下垂と言って、瞼を開ける筋肉がうまく働かない状態になっているかもしれません。そのような方にボトックスを注射すると、瞼が開けづらくなってしまいます。手術が根本的な治療ですが、額にヒアルロン酸注入することでも、しわが軽減することがありますので、ご相談ください。加齢によって額の骨も凹んでくるので皮膚が余ってシワがよりやすくなります。このような方にもヒアルロン酸でボリュームを回復することは有効ですので、ボトックスと合わせておすすめです😏

顎

顎のうめぼししわがかなり目立ちます。

注入後、しわが目立たなくなっています。

私の場合、顎の骨が小さいなど様々な要因があるため、口が閉じづらく、口を閉じる際にオトガイ筋が余計に働いてしまっていました。特に寝ている間に口が開いて、のどが乾燥してしまうのですが、口を閉じようと、無意識のうちに寝ている間に噛みしめるくせがあります。咬筋を弱めるボトックス注射はもちろんしていますが、口を閉じることを補助している筋肉を弱めたことで噛みしめが少なくなったように思います。起床時に顎が痛かったのですが、少し楽になりました❕❕

また、梅干ししわをゆるめると、顎の形がよくなったりしますよ😙

このように、実験的に打ち方を変えたり、ある筋肉を弱めると、それを代償しようと、別の筋肉の動きが逆に強くなって、思わぬところにひきつれ？が出来たりして、後日そこにも注入したり・・・と、新たな発見があったりして、とても面白いのです🧐

治療についての留意点