日焼け止めの『ノンケミカル』の正体、実は・・・
まだまだ暑い日が続きますね☀☀
日焼け止めは皆さん、もちろん使っていますよね。
今回は、よくご質問いただく、日焼け止めの選び方について🧐🧐
まず、紫外線カット剤には紫外線吸収剤と紫外線散乱剤があります。
べたつきや白浮きしにくいローション、ジェル、スプレータイプは紫外線吸収剤を主成分としています。肌の上で化学反応を起こすので肌荒れを起こすことがあります。
紫外線散乱剤のほうが吸収剤と比べて刺激が少ないため、ノンケミカルと表示され、クリームや乳液タイプが多いようです。酸化チタンなど金属の粉を含むので、白浮き、乾燥しやすくなります。
さて、ここで、ノンケミカルって、どういう意味でしょうか⁉⁉
ケミカルchemical、とは、化学合成成分。
では、
ノンケミカルってことは、化学合成成分は入ってないのか~😌それは肌に優しそうで安心だな~😌
と、思われるかと思います。
が、
不正解です‼‼‼
実はどちらも化学合成成分=ケミカルなのです😱
紫外線散乱剤も吸収剤も、化学合成成分でできております😱😱
どこかの化粧品会社が、自社の日焼け止めのイメージをよくするためにこのように呼ぶようになったのでしょう😒
ここでいう、ノンケミカルとはただ単に、刺激を起こしやすい吸収剤が入っていないというだけで、化学成分が入っていないという意味ではありません😱
昨今は、オーガニック、植物性、天然、とかってワードが人気のようです。
肌に優しそう、という、『イメージ戦略』ですね🤑
しかし、皮膚科的に言えば、植物だって接触性皮膚炎、いわゆるかぶれを起こします。
なんだったら、よく皮膚の保護剤として、使われるワセリン。
これは皮膚への刺激が最も少ないものとして皮膚科でよく使用されますが、石油から出来てますから😏
石油~。なんか皮膚に悪そう~。
っていう、イメージではありませんか?
ちなみに、赤ちゃん用、敏感肌用、っていうのも、特に規定があるわけではなく、勝手に名乗ることができますので、必ずしも肌に優しいものとは限りません。
紫外線散乱剤は、確かに吸収剤に比べると肌には刺激が少ないかもしれませんが、一概に散乱剤=ノンケミカルがよいというわけではありません。
酸化しやすく、落ちやすいというデメリットもあります。
とにかく、
塗る量(思っている量の2倍)と数時間おきに塗りなおし!!(詳しくは以前のブログを参照)
かぶれやすい方でなければ、300円の日焼け止めででもいいから、とにかく、塗る量と塗りなおし。
質を吟味するよりは、各メーカーよく研究して作られていますから、使いごこち、合う合わない、塗る量をケチっては意味ないですからコスパ、で良いと思います。
美白成分配合とか、特に機能を持たせたものも、どっちつかずになっていることが多いので、あえて選ばなくてもよいでしょう。(これもイメージですね)
美白はスキンケアの段階でしっかりやってください。
⚠⚠イメージ戦略にご注意を⚠⚠