『私の知らないわたしの素顔』〜映画館で映画を観る健康効果〜
“Watching a movie at the cinema considered a light workout”
これ↑↑、先週の海外ニュースの見出し
「映画館で映画を観るのは、軽い運動をするのと同じ (くらい、健康にいい)」
University College London (UCL)の研究グループの、うれしい報告なの。
心拍数を正常に保ったり、脳の集中力をやしなうのに、とてもいいんですって。
ここで大事なポイントは、「映画館で」というとこ。「家で」では効果がないんですってよ
被験者わずか51人のミニレポートとはいえ、とても興味深いわね
よーし、こんどの休日は映画館行くよ
親友と映画デートね
さーて何を観ようかな、、、
おおおっ??
ちょっと〜
「最強の美容液」って、
それはアオハルの売りよ
『私の知らない わたしの素顔』
@Bunkamuraル・シネマ
フランス映画
結論からいうと、
これ、むちゃくちゃオモシロイ
50代の女性が、オンラインで、23歳の男性に夢中になる、、、のですが
映画の前半は、観ていてハッキリ言ってキツい気持ちに、、
だって主人公(ジュリエット・ビノシュ)が、目も当てられないようなイタい行動を繰り広げ、
恥ずかしくなっちゃう描写も続く、、、
黙って真面目に観てるのが辛い
観客席全体が気まずい雰囲気!?
実際、わたくしたちの後方の席の人、途中で帰っちゃってた
これ?これなの!?
映画は映画館で観れば、いや、体感すれば、カラダにいいってのは、、、
が、しかし!
このドン引き状況から、いつの間にか、
スーパー鮮やかにストーリーが展開していくの
だってジュリエット・ビノシュとニコール・ガルシアの共演よ!
オモクシロクナイわけないわよね
観客席全体が、「やられた〜!」と、すっかり映画に引き込まれて行く
やっぱり、映画館か!!!
わたくしは、この映画の「段落の作り方」というか構成の巧さにすっかり虜になり
「どんだけテクニシャンなんだ」と監督や脚本家の才能に思いを馳せました
一緒した親友はと言えば、
登場人物に完全に感情移入して号泣〜(ごめん、でも、ブログに書いておくわね)
途中で帰っちゃった人、ぜったい惜しいことしたわ!
この映画、大人の皆さまにはオススメです
ぜひ映画館で!
さて帰りは、フランス映画にちなんで、東急本店前のブラッスリー・ヴィロンへ
VIRON
お互いの映画の感想に始まり、
積もる話で、ワインとおしゃべりは続きました〜
お店の人から出てってと言われるまで
とても楽しい、ウェルエイジングな休日でした!
《おまけ》
UCLは「芸術鑑賞が死亡リスクを減少させる」という報告もしてるの。
論文こちら。上掲の『映画館で観るとカラダにいい』研究がミニだったのとは異なり、こちらは6710人の50歳以上のイギリス人のデータを14年間追跡して収集解析したコホート研究。
「The art of life and death: 14 year follow-up analyses of associations between arts engagement and mortality in the English Longitudinal Study of Ageing」
ふーむ アートと、ウェルエイジングね、、、
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