初春歌舞伎公演
大関一斗樽が飲み放題?
ここは酒屋さんじゃないよ
初春歌舞伎公演
@新橋演舞場
東京で大雪が降った翌朝だったので、
お着物姿の方は、さすがにお一人しかお見かけませんでした。
なかでもわたくしは、長靴で行きました
演舞場で観るのは初めて。
歌舞伎座よりカジュアルな感じ。
天候のせいもあってか、遅刻していらっしゃるお客さま続出、、、
まっ、仕方ないか。
獅童さんと海老蔵さんに集中!
一、「天竺徳兵衛韓話」
1804年初演。
がま(蛙)の妖術を使う主人公(中村獅童さん)が、日本転覆を志すというお話。
熱演の獅童さん。わたくし同い歳なの。
舞台挨拶で「昨年大病(肺ガン)を患い、年末には赤ちゃんが生まれた」と言っておられました。
仕事も忙しい年代だし、そろそろ病気も患う年代でもある、、、って歌舞伎と関係ないリアル感想。
二、「口上」
市川海老蔵さんのメンチ切り、もとい、
『にらみ』
を、初めて観ました!!
わたくしの席は後方だったのですが、ギョロッがはっきり分かりましたよ。
すごいの
にらみと眼があったら、今年は無病息災ですって!
三、鎌倉八幡宮静の法楽舞
鎌倉の荒れ寺に出る、もののけのお話。
もののけの正体は、在りし日の静御前。恋人の源義経亡き後に狂乱しいろんなもののけに化けます。
海老蔵さんが早変わりを演じる。
浄瑠璃と三味線の合奏も圧巻でした。
はーーー
伝統芸能って、ものすごいパワーを、観客に与えるものなのね。
ダテに何百年も続いていないわ!
「継続は力なり」と言いますが、歌舞伎役者の家に生まれて伝統を受け継いでいくのって、まさに「継続」の真骨頂ですよねー。
美肌の王道の伝道も一途に継続して行こう!という誓いを新たにした、新春の観劇会でした。
演舞場ランチ