2015年12月12日(土) テーマ:Well Agingなプライベート
「世の中全て冗談だ」(Tutto nel mondo è burla)
「世の中、全て冗談」
「人は、騙し合いの連続」
「最後に笑う者こそが本当に笑う者」
オペラ『ファルスタッフ』
観劇してきました。
12月って何となく華やかな劇場に行きたい気分になります。
昨年は直球で第九。
今年はオペラにしました。
「オペラ=(イコール)服毒自殺」or「毒盛って殺す」とにかく 殺人悲劇だと勝手に思い込んでました。
昔Bunkamuraで観たパリ国立オペラ「トリスタンとイゾルデ」も、最後に悲しく死んじゃうシーンしか覚えておらず、、、オペラから遠ざかっておりました。
が数ヶ月前、METメトロポリタンオペラ特集をWOWOWで観て、「ファルスタッフ」は喜劇オペラの傑作だということを知りました。
オペラにも喜劇があるんだ~~。。
本当に無知ですみません。
そんな矢先たまたま新国立劇場の12月の公演はファルスタッフだとネットで見て、 「これってご縁ね」と即チケット購入したの。
「ファルスタッフ」は、ヴェルディの作品。
シェイクスピア「ヘンリー4世」の翻案。
ヴェルディは生涯で26作のオペラを作ってるんだけど、喜劇は2作だけなんですって。そして「ファルスタッフ」は彼の遺作。人生の集大成的作品。
だから人生哲学満載なの。
わたくしはと言えば、
ケラケラ笑って、
とりあえず幕間はシャンパン
「世の中全て冗談!」「みんな互いを嘲るけど、そういうあなたも騙されてる!」
太りきったファルスタッフが物凄い声量で、みんなと歌っておしまい
めでたし かなり感動しました。