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日本皮膚科学会東京支部学術大会とプラズマ治療

先週末は、

「第82回日本皮膚科学会・東京支部学術大会」

@プリンスパークタワー

にも、参加してきました。

 

土日も、あたまとからだをフル回転🤯

 

アオハルの診療に、

「食物繊維繊維学会・市民公開講座」に、

さらにもひとつセミナーにも参加し、

そしてこの学会

学会、それも学術大会だけに、

アカデミックな演題が盛りだくさんでした。

 

わたくし、博士号とかまったく縁がない臨床医ですけど、アカデミズム尊敬してるし、好きなんです

 

聴講しててとくに感動したご講演を2つあげますと

 

◆慶應義塾大の久保亮治先生のご講演

臨床現場で遭遇する希少疾患や難病の治療法を、アカデミックなアプローチで編み出す!

今まで、どうすることもできなかった難しい疾患を、まずは発展目覚ましいゲノム解析やiPS細胞を用いた分子生物学解析などで、原因遺伝子を解明

そして、それに対する治療法を、パズルをはめ込むように見つけ出していくの

聴講していて、ものすごく興奮しました。

 

◆名古屋大学 皮膚科教授の秋山真志先生のご講演

アトピー・アレルギー性疾患を防ぐためには、スキンケアでもって皮膚バリア機能障害を防ぐのがよい、という話

つまり、子どものころから正しいスキンケアをすると、アトピーや食物アレルギーなどのアレルギー性疾患の発症が防げる!

生まれつき「バリアタンパク質(フィラグリンやhKPRPなど)」が低いお子さんは、アレルギー性疾患がおこりやすい。しかし、そうであっても、スキンケアは効果があると言うのです。

これはすごいことですよ!

私たち皮膚科臨床医が、世の中にどんどん伝えていかないといけないことですね。

 

🚕🚕

学会おわり。セミナー参加のお話。

 

日曜の午後「プラズマ治療 」の勉強会へ

@インターコンチ品川

 

プラズマ治療。

アオハルでは「ネオジェン」でおなじみですよね。

 

ニキビ治療やまぶたのたるみ、目周りの小ジワ、顔全体の毛穴やエイジング対策で、ご好評いただいております。

 

そのプラズマ治療のアップデート。

まず、東京都市大学工学部教授の平田先生に「プラズマ理論」を講義いただき、

ネオジェンのメーカーENERGISTのSteve氏に「世界のクリニックでの症例」を紹介してもらいました。

工学部の先生のお話をうかがっていると、プラズマにはまだまだ秘めたるパワーがありそう。

美容以外の医療現場でも、これからどんどん活躍しそうですよ。

 

他国での治療法も、すごく参考になりました。

やっぱり韓国、アメリカ、ロシアではすごいハイパワーで治療を行ってるの。

 

白人と日本人の肌は違う。

韓国人と日本人とでは、ダウンタイムの許容度がだいぶ違う。

かれらのやり方をそのまんまアオハルで実施することは、ちょっとできないね

 

そのかわり、「スレッド挿入治療」や「ケミカルピーリング」とのコンビネーション治療などは、日本のお客様にも満足していただけると確信しました。

これらは、アオハルで今後展開していきます!

食物繊維の学会があるのよ

日本食物繊維学会

という学会があります!

 

この学会が市民公開講座を開催。

なぜかわたくしに講演の機会をくださいました。

(わたくしは、この学会の会員ではないのです)

 

たくさんのお客さまがお集まりになって、緊張〜

風邪気味だったのですが、講演中は咳もピタッと止まる😄

タイトル「まいにちの美肌習慣」

 

老化にはさまざまな原因と過程があるんですが、

今回はそのひとつ「糖化」だけにフォーカスしてみたの。

 

みなさんはよくご存知。

糖化とは、いわば「タンパク質の焦げ」ですよね。

 

糖はエネルギー源なんだけど、摂りすぎると当然あまります。

そやつらが、大事なタンパク質に、悪さをするの。。

 

 

わたくしたちのカラダの15〜20%がタンパク質。

そのタンパク質の25%くらいがコラーゲン。

言いかえると、コラーゲンは、お肌の70%を占めており、骨の50%を占めてるの。

(骨のカルシウムは、コラーゲンの上に乗ってる「殻」なの)

 

だから、コラーゲンを糖化させない生活を意識しないといけないの!

 

「タンパク質を焦がすな〜」だとなんだかモチベーション上がらないけど、

「コラーゲンを焦がすな〜〜」だと、イメージしやすいですよね!

 

糖をあまらせるな。つまり、食後の高血糖や、高血糖の持続を防ぐ。

糖化に直結するからです。

 

そこで、「低GI食品」や、日ごろの運動がキーになるの。

 

「低GI」と言えば、水溶性食物繊維が豊富な大麦食品が経済的。

アオハルクリニックではさらに、イヌリンやグアー豆のファイバーサプリメントも提案しています。

 

食物繊維は、腸内細菌のエサ。

腸内環境にも好影響です。

 

 

、、、市民講演では、こんなお話をしました。

 

わたくしの講演は、おふたりの大学教授のご講演の間だったの〜〜💦

最初が、写真向かって左の大妻女子大学・家政学部教授 青江誠一郎先生

2番めがわたくしで

最後に、右側の京都府立医大・代謝内分泌内科教授の福井道明先生

記念撮影でもわたくしが真ん中〜😅✌

緊張したけど、大変勉強になりました。

 

アオハルに知識を持ち帰ります🤗

 

いのち

見渡す限りびっしり〜〜

スーツの男性、ときどき女性

 

ここはどこ?

じ〜っと見たら、ものすごく奥に金屏風

これは、

抗加齢医学会理事長・堀江重郎先生の

ご著書出版パーティ㊗ でした。

 

先生のもとへたどり着くの、ほんと大変でした〜😅

 

いつも堀江先生にはお世話になっている。

何としてでもお祝いを言いに行かねば❗

 

政治家さんや、偉いドクター方をかき分けて、

先生のそばへ😆

 

堀江先生は現在、順天堂大学泌尿器科の教授。この堀江医局、泌尿器科としてはアジア最大級だとか。

 

ご出版の本はこちら

「いのち  人はいかに生きるか」

さまざま分野の一流の方々14名との対談集です。

拝読してひたすら、堀江先生のご見識の豊かさに感動!

対談相手の方のご専門分野について、がっちりお話が噛み合う。

なんでここまで何でもご存知なの〜〜

 

それぞれの方々の人生経験や死生観を踏まえながら、ご一緒に「いのち」について考え抜いていくという、それは真摯なディスカッション集です。

一読してただただ圧倒されましたが、しかし、何度も読み直して自分の血肉にしたくなる。

とくにわたくしが印象深かった対談は、

山折哲雄氏、やなせたかし氏、 太田治子氏、 森和俊氏との4つです。

 

堀江先生は、東大医学部ご卒業なので、パーティ会場も学士会館を選ばれたようです。

わたくしには縁のない場所〜

記念に写真撮ってみた😉 山田三良先生の銅像と