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第九 初演から200年!

わたくし的に毎年末恒例行事

『第九』🎵

ことしも聴きに行きました〜 読売日本交響楽団(読響)さん

会場はサントリーホール

だから【第一部】はパイプオルガン

 

オルガン奏者は大木麻理さん

演奏が明るい!

選曲や構成は現代的で、
最初にドカーンと「クリスマスセレブレーション」のサビからスタート

いきなり心を鷲づかみにされました

 

そしてお決まりのバッハ「古き年は過ぎ去りぬ」からの
ヴィドールの「トッカータ」
この曲も、えらく華やかなの~

めちゃくちゃ心ウキウキで第一部終了

 

パイプオルガン奏者さんは
どうやって毎日練習するのかな~・・・と思ってましたら

ご自宅に「小型の」パイプオルガンを設置しておられたり
パイプオルガンを設置したスタジオもいくつかあるんだそうですね

 

そして【第二部】
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付き」

今年、読響を指揮するのは、
イタリア🇮🇹のフランチェスコ・アンジェリコさん

ポスターかっこいい❣️

 

ラテンの俊英がドイツのベートーヴェンをタクトすると

これまたパッと明るく、
「情熱❤️‍の第九」でした!!

 

毎年12月の忙しい中、診療を終えてからいくので、
正直ちょっぴり眠くなることもあるのだけど、、、

今回の第九はたいへん集中できました!

クラシック界もいろいろな流行があるのでしょうね

 

@サントリーホール

ところで今年は、『第九』初演から200年という
記念すべき年なのだそうです!

ベートーベンさんが『第八』を書いたのが1812年
そのあと健康問題や親族問題で消耗しておられたという

しかし1822年から、ついに『第九』を書き始め、
1824年=つまり200年前の5月に、ウイーンで初演!
ベートーベンさん自身が指揮をした

よく知られているとおり、
このころベートーベンさんは聴力をほとんど失っていて
演奏終了後、聴衆の熱狂的な拍手に
まったく気が付かなかったといいます

日本での『第九』初演は、1918年
第一次大戦のドイツ人捕虜さんたちが、
徳島の捕虜収容所で全曲演奏したのが本邦初ですって

その後1924年の11月、いまの東京藝大が
初演からちょうど100年後に、全曲演奏したとのことで
今年はそれから100周年!

わたくし『第九』を聴くたびに、
初めてこれを聴いた方々は、
どんなに驚いてどんなに震えただろう・・・
と想像します

だって、これだけ毎年・何回聴いても
毎度こころから感動しますからね

 

一年の締めくくりで『第九』を聴きながら、
自分の一年も振り返りました