2017年06月17日(土) テーマ:学会最新動向
ビッグマック・ダイエット♪〜抗加齢学会④〜
また、抗加齢学会総会で聴いたお話④
ヒト・マイクロバイオーム研究の第一人者
スタンフォード大学
ジャスティス・ソネンバーグ先生と
エリカ・ソネンバーグ先生ご夫妻のご講演
ご夫妻の著書
「腸科学」
もちろん読んでます
ほんのちょろっとだけブログします。
腸内の微生物相をマイクロバイオータと言う。
マイクロバイオータを持たないマウス。
その腸の粘膜層は、とても薄いの。
(この粘膜層は、有害な菌が血液内に侵入するのを防ぐ、とても大切なところよ)
ところが、腸内細菌にさらされると、粘膜層が厚くなるんですって。
マイクロバイオータ、大切なんです。
そのほかにも、
がん・糖尿病・アレルギー・自閉症・炎症性腸疾患などにも、重要な役割を果たしていることが研究により明らかにされてきた。
マイクロバイオータが不健康だと、自己免疫疾患や癌を発症する恐れがつよまる。
ということです。。。
しかし❗️
現代社会では、その大切なマイクロバイオータ自体の健康が脅かされているの。
・食生活(高カロリー、かつ、加工されまくった食品の大量摂取)
・生活習慣(抗菌された空間に住み、抗生物質を乱用)
これではいけない。
マイクロバイオータの元気と、多様性を取り戻さなければ!!!
やくだつ方法 2つご紹介
❶有益な微生物をたくさん食べる。
プロバイオティクスを摂取する。
ヨーグルトとかピクルスとかキムチなどの発酵食品ね!
日本人ならお味噌や納豆かしら。
さらには、家の中でペットを飼うとか、家を殺菌消毒しない。なんてことも効くそうです。
❷食物繊維の摂取を増やす
野菜・果物・豆類・未精製の全粒穀物 が豊富な食事のこと
ソネンバーグ先生は、「食物繊維」っていう言葉は不正確だから「マイクロバイオータが食べる炭水化物」Microbiota Accessible Carbohydrates(MAC)と呼ぼう。と提唱。
つまり、、、
「ビッグマック・ダイエット」
なの
もちろん冗談ていうかエスプリね
だって、マイクロバイオータがよろこぶお食事は
・肉の摂取量を減らす
・飽和脂肪酸の摂取を減らす
ですからね。
ということは、わたくしのこの輝く笑顔は、、、
さてMAC 穀物といえば、何と言っても「大麦」
わたくしここ数年、「大麦食品推進協議会・大麦サポーター」やっております。
わたくしのお台所のストック棚は、常にこんな感じ
ソネンバーグ先生「腸科学」
ほんとにオススメの1冊です
コリンさん「あなたの体の9割が細菌」
(昨年11月にブログでご紹介) も、あわせて読みたい!