夏休み!第69回読書ブログ『バリ山行』と『だんドーン』
夏休みは、北海道ニセコで過ごしました🌻
羊蹄山をバックに
もちろんアウトドアでたくさん遊びました
その件は、後ほどブログするとして、、、
読書もしたの。
スーツケース🧳に入れて行った本は📚
月刊の文藝春秋 と
漫画『だんドーン』1〜4巻
文藝春秋は、
表紙の『睡眠は最高のアンチエイジングⅡ』っていう記事も気になるけど😆
お目当ては、第71回芥川賞 発表
受賞した2作品のうちの1つに惚れました
『バリ山行(ばりさんこう)』
松永K三蔵さん
この作風、好きかも〜❣️
とにかく、読みやすい!
大先生たちの選評コメントでも
「とてもリーダブル」とか「オーソドックス」とか「攻撃的ではない」とか「奇をてらったりしない」とか「べたな」とか「真っ直ぐ丹念に」とかって褒められてる
一気に読んじゃったし、でもなんとも言えない哀愁もあって良かったです
そして著者松永氏の漢字の使い方がいいの〜😅
難易度やや高めの受験国語的な、、、笑
主人公は普通のサラリーマンさん
タイトルの「山行さんこう」は登山、といっても「山に遊びに行く」ことで、
新田次郎さん的なものすごい山岳とのバトルではなく
身近な山登りのイメージ
この小説の舞台も、標高「たった」931mの六甲山
そして「バリ山行」とは、バリエーション山行
整備された登山路からわざと離れて、薮とか崖とか通りにくいところを通ってみるという「遊び」のこと、らしいです
現在社会は、どんどん「バリ」を許さなくなっている
組織では、「返事はハイかYESのふた通り」
家族を背負って組織に従属しなければならない現代人にとって、「バリ」って可能なのか?
そもそも組織人が「バリ山行」なんて許されるのか?
ほんとにベッタベタの陳腐なテーマなの
それなのに、一気に読ませる。筆力がすごいからでしょう。山行の描写は、マンガやアニメや実写動画を超えている。
いまの時代でも、小説はやっぱり、強い。
といいつつ、漫画も読みました
『だんドーン』
泰三子 著
『ハコヅメ』の作者さん。もと警官の漫画家
わたくし、恥ずかしながらスーパー歴史音痴
謙遜でなく、ほんとうに何もわかりません
失礼ながら高校の数学や物理や化学がちんぷんかんぷんって方、おられますよね
わたくしにとっては、歴史が、数式とか化学式みたいなものなの
大河ドラマはぜんぶ「むかしの話」でよくわかんないから、生まれてから見たことないし
城下町を旅行して博物館行って「おお…..🤔」ってなるのに、その記憶がまったく定着しないの
亡くなった姉はだいぶ歴女で、家族の食卓でペラペラ話して、大河ドラマも毎週観てた
わたくしはその話も馬耳東風だった、、、😂
ところがアオハルのお客様たちは教養人がとても多い。
さいきんは海外からのお客様もすごく増えましたが、みなさん日本の歴史にとっても詳しい、、、
診察室でなんども恥をかいた〜😅
勉強するわ
たしか高校の先生が、世界史はフランス革命から、日本史は明治維新から勉強すれば、少しは好きになるんじゃない?とおっしゃっていたわ
だいたい160年前の、江戸時代が終わっていくときの
戊午の密勅
安政の大獄
桜田門外の変
わたくしの脳🧠に刷り込むの
こちらのコミック
薩摩藩からの目線で描かれている
福岡人のわたくし、興味を持って読めました
漫画のタッチが特徴的で、さらに登場人物が全員ハンサムで、やや誰がしゃべっている吹き出しなのか分かりにくい感もありますが、時々作者のコラムなどもあって、史実に忠実にしようといているのもうかがえて読み応えもありました🤓
ちょっとしばらく色んな手を使って歴史を学びたいと思います😂