2017年04月29日(土) テーマ:私の好きな本
さよなら、愛しい人
さて、今日は久々の
読書感想文ブログ
さよなら、愛しい人』
レイモンド・チャンドラー
村上春樹 訳
こちらチャンドラーの1940年の作品。
訳は2009年、村上春樹。
小説は、私立探偵マーロウの一人称で語られる。
マーロウは、危険を顧みずに、どんどん危地に乗り込んでいく。
私だったら、絶対ここで逃げたいっていうシーンばかり(笑)
そわそわ、つい読み進んでしまう。
マーロウの行動原理は、お金のためでも、恋人や家族のためですらもない。
ただただ一途に真実を求める。
それ以外には、誰にも従わない男なの。
最終段階まで、結末を推測できなかったけど、それはそれで素直に楽しめた。
わたくしが分からないのはタイトル
“ 愛しい人 ”とは、男性が女性に抱く表現かなと思って読み進んでたけど、、、どの男がどの女を愛しいと思っているのかしら?
特定のカップルの悲恋なのかな?
それとも、、、「愛すべき女性」なんて男性の妄想、そんなのこの世にいるわけない。オンナは怖いよ、その点、オトコは単純だよ、、、って言ってるのかな?
チャンドラーのマーロウものを、もっと読みたくなりました
追記
『さよなら、愛しい人』読了から1週間たったある日、ふらっと三浦半島をドライブしていたら、なんと!
葉山で「マーロウカフェ」なるお店に行き着いたの!!
ホントにホントに偶然よ
このお店はプリン専門の「支店」。
プリン支店は今回、銀座シックスにも出店したんですって。
「本店」は葉山の有名レストラン。
そのデザートメニューのプリンが名高く「支店」展開することに。
オーナーさんは、「ビジネスセンスあふれるチャンドラーファン」のようですね!
私、湘南や三浦半島のことを何も存じ上げないので、もし先週チャンドラーを読んでいなければ、このお店の看板の意味もわからず、通り過ぎていたとおもいます。
出会いだわー