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秋の夜長のキモい小説 〜①読書の秋〜

キモい小説を、2冊、読みましたチーン


しかも、両方とも古本をポチッと。

まったく明るい気持ちにはならないよ(笑)
本1冊目
「あなたに似た人」
ロアルド・ダール著
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こちら2分冊の上巻。

11の短編。どれも意地悪で、cynical。
ホラーとはちがい、露骨に残酷だとか悲惨だとかではないの。
ただひたすら、もわ〜〜〜っとしてる。
そこがタイトルの意味なのね。
「あなたに似た人〜Someone like you〜」
自分や、自分の周りの人に、いかにもありえそ〜な話ばかりが出てきます。
そうです。ヒトの、心の底から嫌〜な面を、ぽん!とおいてくる感じチーン
なかでも「おとなしい凶器」と「皮膚」が、とくにわたくしには印象的でした。
ちなみに著者ロアルド・ダールは、「チャーリーとチョコレート工場」の原作者です。

ね、意地悪でcynicalだってわかるでしょ?
本2冊目
「特別料金」
スタンリイ・エリン
{11A8EB57-0727-4B59-81B8-389DD6EE8BDA}

間違えました。

「特別料理」
・・・ああ、わたくし、仕事のこと考えすぎだわ。そうです、アオハルでは、お友達やご家族を紹介してくださると特別料金になります。
ええと、こちらも短編小説集。
10編です。
ダールよりも、さらにスッキリとキモいですニヤニヤ
どの作品も、読み始めればだいたい残念な結末は見えて来るのね。
ただ、その結末にいたるプロセスの描き方が、超巧みで、ひきこまれます。
眠くてもつい最後まで読みたくなる!
そして、やっぱり予想通りの結末を迎えると、なんかもう安心して、よく眠れます照れ
「お先棒かつぎ」と「壁を隔てた目撃者」の2作が、とくにおみごと!だったな。
1冊目のダール短編集は1953年刊。
2冊目のエリン短編集は61年刊だけど、表題作の「特別料理」は47年発表。EQMM誌の年間最高作品。
太宰治は48年6月に心中。関係ないわね。
秋の夜長〜〜月見
ゆっくりとキモい本ばっかり読んでいたいよなぁ。。
あ〜〜ん論文も読まなきゃチーン